いらっしゃいませ。現役美容師のKEIです。
今回はシャンプーについて。市販のシャンプーとサロンシャンプーがあること知っていますか?大きな違いは成分です。2つのシャンプーについて、皆さんの生活にどのような効果をもたらすか、という点を含めてまとめました。
・よく聞かれるシャンプーについて
・そもそもシャンプーって何のためにしているんだっけ
・頭皮の状態を知ろう
・市販シャンプーの見分け方
よく聞かれるシャンプーについて
お客様から「市販のシャンプーでいいの知りませんか?」と聞かれます。恥ずかしながら「サロンシャンプーを使って16年なので、最近の良いシャンプーは分かりません」とお答えしちゃいます。。
価格面では数年前と比べると市販のものとサロンのものの値差はほとんどないと感じます。1000円以上するシャンプー沢山ありますよね?(市販のものでも高価格帯が出てきたということかもしれません)
シャンプーの良し悪しは、売れ行きや口コミ・SNSでの評判など様々ありますが、さいごは「使った本人が良いと実感できる」ことが最重要です。自分自身が良いと思ったものでないとリピート買いしないですよね。
シャンプーを買うときの基準は自分に合うかが重要で、そのための判断基準が必要です。誰かに勧められて買うことが悪い訳ではありませんが、自分自身が満足するためにどのような判断基準を持てばよいかを説明します。
そもそもシャンプーって何のためにしているんだっけ
なぜシャンプーしているんですか?と問われると答えに詰まるのではないでしょうか。物心ついた頃からシャンプーすることが当たり前なので当然のことと思います。
いま一度、シャンプーする目的を整理してみます。
- 髪の毛に付着した汚れを落とす
日常生活を送る中で、ほこりや砂、汗や脂などが髪の毛には付着します。年齢を問わず生きて代謝している限り逃れられません。これらの汚れは放っておくと雑菌の繁殖やニオイの原因になるためシャンプーで汚れを落とします。
- 頭皮を良好な状態に保つ
「髪の毛を洗う」ことがシャンプーの目的と捉えている方が多いように感じています。美容師として考える一番の目的は頭皮を洗うことです。髪の毛に付着した汚れは頭皮にも付着しますし、頭皮や毛穴からは老廃物が排出されます。さらに古い角質を適切に取り除いてあげないと新しい皮膚への代謝が進みません。
つまり、髪を洗うことと同時に頭皮も洗うことで好循環が生まれます。
ちなみに、リンスやトリートメントの効果と重複しますが、髪の件をサラサラにする、良い匂いにすることもシャンプーの効果として挙げられますが、主な目的は記載した2つです。
自分の頭皮の状態を知ろう!
顔や体の皮膚の状態はよく知っていますよね?ホクロやシミ、おできなどほぼ毎日チェックしてこられたのではないでしょうか。
一方、頭皮の状態はどうでしょう。実は、テレビで観るような高精細カメラを使わずとも日々の観察から自身の頭皮環境を把握する方法があります。それは、乾燥肌か脂性肌かを知ることです。
【乾燥肌】
フケが出やすい人は乾燥肌の傾向があります。頭皮の潤いが不足しているので、皮脂を落とし過ぎずに優しく洗い上げられるアミノ酸系のシャンプーが適しています。他にも、ヒアルロン酸やグリセリンといった保湿成分が配合されているものは頭皮や髪に潤いを与えてくれます。
【脂性肌】
顔の肌質が脂性に近い場合は頭皮も同じ傾向があります。高級アルコール系配合シャンプーがオススメです。さっぱり洗い上げることができ、比較的リーズナブルな価格の市販品が多くあります。使用にあたり注意点は洗いすぎて必要な頭皮の油分や髪の潤いまで取ってしまうケースもあるので適量でシャンプーすることを心懸ける必要があります。
乾燥・敏感肌の方がアルコール系を使うと肌荒れの原因にもなりますし
逆のパターンではシャンプーの効果が薄くなります。
市販シャンプーの見分け方
お店やネットでシャンプーを購入するときは、今回解説したアミノ酸、ヒアルロン酸、グリセリン、アルコールなどのワードがボトルに記載されていないか確認したり、ネットで商品説明を確認して選定することをおすすめします。
他の要因で合わないことも考えられるので、最初はお試しとして小さめのボトルを購入し、頭皮環境が良くなったと感じたら使い続けると良いと思います。合うものを見つけてしまえば、大きめサイズの同一商品を購入すればお財布にも優しいです!
自分の頭皮を知り、シャンプーで改善できること・したいことを整理して、目的に合ったシャンプー選定をする。この3ステップをぜひ覚えておいてください。
次回はトリートメントについてご紹介します。
ありがとうございました。
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